当社は、地球環境保全の重要性や製造活動を担う責任を強く認識し、環境関連法令等を遵守するとともに、環境負荷の少ない事業活動を自主的に推進しています。これまでの省エネルギー活動を継続するとともに、水資源の効率的な利用や廃棄物の削減・再資源化などの取り組みを強化することで環境対策と事業成長を両立させることを目指します。

省エネルギー活動の推進と二酸化炭素排出量削減を目的としてエネルギーマネジメント委員会を設け、エネルギー使用状況を管理するとともに、各事業所において定めたエネルギー削減目標を達成するための改善施策や省エネルギーに関する教育訓練を実施しています。さらに、年度毎のエネルギー使用量及び二酸化炭素排出量の実績及び削減施策を同委員会が取りまとめ、経営会議に報告し審議を行うなど、全社レベルで実効性を高める体制を整えています。生産事業所で最もエネルギー使用量が多い高萩工場では、A重油ボイラーを高効率のLNGボイラーへ更新し、燃料転換を図ったことで熱効率を向上するとともに二酸化炭素排出量を削減しました。さらに、生産事業所と研究所施設における照明設備のLEDへの切替え、蒸気配管や蒸気トラップの修繕・強化等の取り組みによりエネルギー使用量の削減に繋げました。このように全社一丸となった省エネルギー活動を持続的に積み上げていくことで、過去5年間のエネルギー平均削減率は目標値を達成しています。

エネルギー使用量

(数値:原単位の基準となる値をもとに算出した原油換算値)

(単位:kl)
事業所 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期
高萩工場 7,270 7,048 7,204 6,841 6,929
久里浜工場 3,156 3,094 3,131 3,251 3,398
中央・CMC研究所 1,780 1,795 1,750 1,622 1,642
本社 50 47 42 37 41
全体 12,256 11,983 12,128 11,750 12,011

※エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)の改正によるエネルギー換算係数等の見直しに伴い、2024年3月期以降は改正後の値を記載しています。

CO2排出量

(単位:t-CO2)
事業所 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期
高萩工場 14,536 14,091 13,692 12,775 4,507
久里浜工場 5,905 5,845 5,775 5,692 3,079
中央・CMC研究所 3,302 3,368 3,180 2,831 863
本社 87 80 73 68 21
全体 23,831 23,385 22,721 21,368 8,471

※エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)の改正によるエネルギー換算係数等の見直しに伴い、2024年3月期以降は改正後の値を記載しています。
 また、2025年3月期は、電気の基礎排出係数の算出方法の変更による電力メニュー切り替えの影響で電力由来の二酸化炭素排出量が大きく削減されました。

水質汚濁負荷(COD)状況

(単位:mg/L)
事業所 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期
高萩工場 3.1 2.3 2.5 2.3 2.7
久里浜工場 15.0 12.5 32.8 38.4 40.4
中央・CMC研究所 8.2 7.9 7.9 7.8 7.5