ヒアルロン酸は、1934年に米国コロンビア大学教授のカールマイヤー博士らによって、牛の目の硝子体から初めて分離されました。そのため、ギリシャ語のHyaloid(ヒアロイド/硝子体)、この物質がUronic acid(ウロン酸)という物質を多く含むことから、「Hyaluronic acid(ヒアルロン酸)」と命名されました。その後、1986年には多糖体の国際命名法により、「Hyaluronan(ヒアルロナン)」という名称も導入されています。
ヒアルロン酸ナトリウムの構造式はN-アセチル-D-グルコサミンとD-グルクロン酸の二糖を反復構造単位とする直鎖状の多糖類です。からだの中のヒアルロン酸は通常分子量数百万の高分子として存在し、動物種による構造の違いは確認されていません。
ヒアルロン酸が関節注射剤として開発されたきっかけには、競走馬が深く関わっています。 関節炎を患い、廃馬寸前だった競走馬の関節にヒアルロン酸を注射したところ、その馬はレースに出場できたばかりか、勝利を収めたのです。馬に効くなら、人にも応用できるのではないか? ヒアルロン酸への期待が高まったエピソードです。
<ヒアルンくんのご紹介>
ヒアルンくんはヒアルロン酸をモチーフにしたキャラクターです。
ヒアルロン酸の瑞々しさとぷるぷるとした形の自由度を表現し、生化学工業のコーポレートカラーである青でボディ全体をカラーリングしています。
生化学工業の疾患啓発サイト「ひざイキイキ」から誕生したヒアルンくんは、ひざの痛みに悩まれる方々に役立つ情報をお届けし、これからも「歩く」喜びを応援しています。