【 新中期経営計画の概要 】

2020年3月期~2022年3月期

 

医薬品産業を取り巻く経営環境が急激に変化し厳しさを増すなか、当社が再び成長軌道を描くためには、独創的な新薬を継続的に創生することが必須です。これと並行して、早期の収益改善にスピード感をもって取り組み、既存の枠組みにとらわれない変革を進めていきます。

 

 

重点施策

 

新中期経営計画は、当社が再び成長軌道を描くための収益基盤を強化する期間と位置づけ、次の重点施策に取り組みます。

 

 

① 新たな収益の柱となる新薬開発の加速

  • GAGに関連する独自の基盤技術の強化・活用
    当社が保有する独自の創薬技術を存分に活かし、創薬の可能性を高めます。
    <当社が保有する主な技術>
    a. 修飾・加工・生理活性による創薬
    b. ドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用
    c. プラットフォーム技術活用・次世代GAG創薬アプローチ
  • オープンイノベーション戦略による独創的な創薬の加速
    当社保有技術に加え、他社の保有する親和性の高い技術を積極的に取り入れ、シナジーの最大化を図り、新薬開発のプロジェクト数を拡充させるとともに、スピードアップを図ります。
  • グローバル展開を視野に入れた開発パイプラインの着実な進展
    変形性関節症治療剤SI-613の承認申請・上市を達成させ、新たな基幹製品として早期に育て上げます。また、間質性膀胱炎治療剤SI-722、癒着防止材SI-449の臨床試験におけるステージアップを目指します。腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603につきましては、第Ⅲ相臨床試験追加試験のスピードアップに注力し、米国上市に向けて全力で取り組みます。

② 製品の市場拡大による収益基盤強化

  • 国内ヘルニコアの育薬
    適正使用と安全性確保に向けた情報提供活動や市販後の安全性情報集積を最優先に進めつつ、関連学会と連携しながら当局と合意の上で、使用可能となる医師・施設の要件を段階的に広げ、着実な市場浸透に努めます。また、疾患啓発活動により、患者の方々の腰椎椎間板ヘルニアに対する認知度向上を促進します。
  • 既存製品・開発品の多国展開の加速
    既存製品及び開発品の新規市場開拓を急ぎ、製品価値を最大化させることで、中長期的な収益基盤の強化を図ります。また、導出地域の医療ニーズに合わせた製品改良や用途開発にも積極的に取り組みます。
  • 遺伝子組換え技術を活かしたエンドトキシン測定用試薬の世界展開
    当社グループのLAL事業の海外展開を担う米国子会社アソシエーツ オブ ケープ コッド インク(ACC社)において、今後の普及が予想される遺伝子組み換えエンドトキシン測定用試薬の世界展開を図り、新たな収益基盤の確保につなげます。

③ 生産性向上のための改革

  • 各種コストの徹底的な低減
    製造原価につきましては、既に立ち上げているプロジェクトにより、調達コストの見直しや生産最適化・効率化をさらに進め、製品の収益性確保につなげます。 販管費につきましては、業務効率の向上と予断をもたないコスト削減を徹底するとともに、継続的な創薬活動を推進するために、優先度を見極めた研究開発費の効率的活用に取り組みます。
  • 収益モデルの多角化
    これまでのビジネスモデルにとらわれず、新たな収益を生み出すためのスキームを精力的に検討していきます。
  • リソースの価値最大化に向けた組織づくり
    事業環境の変化に柔軟に対応し、新しい価値を創造できる人材の育成と、個々のポテンシャルを最大限発揮できる組織改革を進めます。

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