私たち生化学工業株式会社は、「独創 公正 夢と情熱」を経営綱領として、「学問尊重の理念のもとに、糖質科学を基盤として有用で安全な製品を創造し、広く世界に供給して人類の福祉に貢献する。」ことを目指しています。

 

2019年3月期で終了した前中期経営計画においては、国内での腰椎椎間板ヘルニア治療剤ヘルニコアの発売や、変形性関節症治療剤SI-613を含む新薬開発の進展に加え、LAL事業の成長という成果を上げた一方で、国内における薬価制度の抜本改革や、海外市場の競合激化などの事業環境の変化への対応が喫緊の課題となりました。

 

これら課題に着実に対応するために、本年5月に次期中期経営計画の骨子を策定しました。
まず、医薬品事業においては、ヘルニコアやSI-613、そして米国における腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603といった、新たな経営の柱を早期かつ確実に開花させることに注力していきます。LAL事業においては、遺伝子組み換え技術を活かしたエンドトキシン測定用試薬の世界展開を加速します。また、これまでのビジネスモデルに囚われず、収益モデルの多角化にも取り組んでいきます。さらに、予断を持たない各種コストの徹底的な低減や、財務基盤を活かした機動的な経営戦略を進めます。

 

製薬会社の成長の源泉である研究開発においては、糖質科学を創薬の中心として位置づけ、パイプラインを充実させるとともに、ドラッグデリバリーシステムをはじめとする基盤技術の活用や、オープンイノベーション戦略を推進することで、研究開発の効率を高め、早期かつ継続的な新薬の創製に努めます。

 

今後、機動的な経営戦略のもと、強固な収益基盤を構築し、再び成長軌道を描いていけるよう、全社一丸となり鋭意取り組んでまいります。

 

引き続き一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2019年6月
代表取締役社長