中期経営計画のもと、各重点施策を着実に推進し、                   持続的な利益成長と企業価値の向上を目指します

私たち生化学工業は、2023年3月期からの4ヵ年を「成長を実現する期間」として位置付けた中期経営計画を策定し、「①独自の創薬技術を活かした研究開発の加速」「②腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603の製品価値最大化」「③関節機能改善剤の事業価値維持・向上」「④グローバル生産体制の構築」「⑤遺伝子組換え技術によるLAL事業の拡大」の5つの重点施策を推し進めており、2024年3月期は2年目となります。

これまでの成果としては、腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603の米国第Ⅲ相臨床試験追加試験における被験者組み入れが完了し、2023年5月に主要評価項目において統計学的に有意な改善効果を示すトップライン結果を取得しました。また、癒着防止材SI-449の国内ピボタル試験についても、2023年7月に主要評価項目及び副次評価項目において統計学的に有意な癒着防止効果を示すトップライン結果を取得しました。
各パイプラインの着実な進展をはじめ、各重点施策においても概ね計画通りに進捗しています。

サステナビリティに関する取り組みについても重要な課題として認識しており、優先的に取り組むべき課題として6つのマテリアリティを特定しています。これらを基軸とした実効的な施策の立案・実施を通じて、社会とともに持続的に発展するべく努めてまいります。 前中期経営計画期間に強化した基盤をもとに、本中期経営計画最終年度には過去最高の業績達成を目指します。

株主をはじめステークホルダーの皆さまにおかれましては、引き続き一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月
代表取締役社長