中期経営計画の最終年度において着実な成果へとつなげてまいります

当社は、2020年3月期からの3ヵ年を「再び成長軌道を描くための基盤強化の期間」と位置づけた中期経営計画を策定し、①「新たな収益の柱となる新薬開発の加速」、②「製品の市場拡大による収益基盤強化」、③「生産性向上のための改革」の3つの重点施策を掲げ、その達成に向けて取り組みを進めており、2022年3月期はその最終年度となります。

当第2四半期における成果としては、新規の関節機能改善剤「ジョイクル」の販売を開始したほか、長年の研究成果に基づき開発した遺伝子組換えエンドトキシン測定用試薬の発売や、生産最適化・効率化を目的とした、海外子会社ダルトン ケミカル ラボラトリーズ インクへの製造移管準備の進捗など、各重点施策が進展しました。

なお、「ジョイクル」につきましては、本剤投与後にショック、アナフィラキシーの発現が複数報告されたことから、当社が最優先に取り組む重要な課題として、適切な処方・処置に関する情報のさらなる周知に努めるとともに、早期の原因究明に尽力しています。

当社を取り巻く事業環境は、国内での薬価制度抜本改革や米国の変形性関節症市場における企業間競争の激化など引き続き厳しい状況にあります。また、新型コロナウイルス感染症の拡大は、新薬開発計画に影響を及ぼしています。これらへの対応を既存の枠組みにとらわれず、柔軟な発想で着実に推し進めるとともに、スピード感をもって各重点施策に取り組み、当社の成長を支えるより強固な収益基盤の構築を目指してまいります。

株主の皆さまにおかれましては、引き続き一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年12月
代表取締役社長