

生化学工業のおいたちを明らかにしていく上で、避けて通ることができない人たちがいます。水谷當稱(元生化学工業社長)を中心に、江上不二夫博士(元東大教授・元日本学術会議会長)、渋沢敬三氏(元大蔵大臣)、高田利種(元生化学工業社長)の各氏です。この章では、彼らの運命的な出会いの中で、生化学工業の基礎がいかにして築き上げられてきたかを見ていきます。

半世紀もの成長を可能にした企業には、必ずその成長を可能にした原体験ともいうべき「成功体験」があります。生化学工業の場合、コンドロイチン硫酸の世界に先駆けた工業化の成功と、ヒアルロン酸製剤「アルツ」「オペガン」開発の成功でした。
| 『生化学工業50周年誌』より |